「朝、大急ぎでスタッドレスに取り換えたのに…」

こちらの男性はドラッグストアの駐車場に車を止めようとしたところ、雪で歩道の縁石に気づかずタイヤを乗り上げた後に溝にはまり、その衝撃でタイヤがパンクしてしまいました。

(救助を要請した男性)
「こっち向けに入ろうと思ったら、ガッチャンと乗り上げた。朝、大急ぎでスタッドレスに取り換えたのに」

篠田さんは車を溝から出すと、早速タイヤの交換に取りかかります。

(JAF・篠田さん)
「普段使わないので土が(タイヤに)ついてますね」

(救助を要請した男性)
「何年分のほこりかわからない」

約2時間で車を救出すると篠田さんは満足げな表情を見せます。

(JAF・篠田さん)
「うれしいですね、やりがいがいっぱいあるんで」

この日、午前8時から午後6時までの10時間で、JAFが岐阜県内で車のトラブルに対応したのは160件。

篠田さんも一日で4台の車の救助作業に携わりました。

(JAF・篠田さん)
「きょう一日の勤務は一番に近いぐらい大変な一日でした」

午後6時半、大変な一日の終わりに篠田さんが取りだしたのは手作りのお弁当、同居する母親が作ってくれました。

(JAF・篠田さん)
「朝は家で、ご飯を食べてきたんですけど、そこからは食べていないですね。めちゃくちゃうまいです」

翌日も篠田さんは夜勤で基地に出勤しています。若い情熱が岐阜の交通トラブルを縁の下で支えます。