■同時に大雨や突風!「一刻も早く丈夫な建物の中へ!!」


実際には雷だけではなく、雨も激しく降ったり、突風の危険もあります。
そうすると、自動車は水に浸かってしまう可能性が・・・。アンダーパスのような低いところを通ると危ないので、大雨の際には危険が高い。突風でも、竜巻などが起こると自動車はひっくり返ったりします。地下も大雨だと浸水の危険が。
これらのことを踏まえると、やはり“頑丈な建物が一番”ということになります。そして何より、早めの避難が重要です。

森氏:
外で行動するときには、天気の予想を見ながら、すぐに近くの丈夫な建物に逃げられるように行動していただけるといいと思います。
気象庁のホームページにも『キキクル(危険度分布)』と言って、増水の恐れや川の防災情報などいろんな情報もありますし、そういうのも見ていただければと思います。

弁護士 八代英輝氏:
清水さんは活用されてるとか。

コメンテーター 教育アドバイザー 清水章弘氏:
東京で豪雨があったときに、洪水とか土砂災害の危険度などをキキクルのサイトを見たりだとか、国土交通省が発表している河川の堤防まであと何センチとか、そういう情報をリアルタイムでチェックしてみたら、本当に鮮明に見られたので。その(危険な箇所の)近隣の方々もなるべくご自身でもチェックされると、より安全なのかなと思いました。

八代氏:
普段は穏やかな川でも急変することがありますからね、この時期。

森氏:
見る癖をつけといていただけるといいと思います。

■蒸し暑い中で「停電発生」 熱中症に備えて!

実は2021年7月、一番多い日に全国で約8万回の落雷が観測されたことがありました。そこで何が起きたかというと、「停電」です。

森氏:
(停電が発生すると)この蒸し暑い時期の停電でエアコンも使えませんし、それから情報を見ようと思ってもパソコンも使えなくなるという可能性もありますので、停電時の備えも忘れないでいただきたいんですね。蒸し暑い時期の停電で、特に必要なのが「熱中症への備え」です。

<熱中症になりそう!と思ったら…>
▼保冷剤や冷えたペットボトル等を使って体を冷やす

 →首まわり、脇の下、足の付け根など、太い静脈のある場所を冷やすのが効果的

▼濡れタオルを体にあて、うちわ等で扇ぐ
 →水が蒸発する時に体の熱を奪ってくれる

▼冷えた水分を補給
 →内側から体を冷やすと同時に水分補給もできる

▼冷たいシャワーや水風呂に入る

森氏:
エアコンが使えなくなる可能性が高いため、日頃から水や保冷剤を冷やしておいていただいて、電気が切れても血管、太い静脈のある場所を冷やせるようにしておくというのが必要ですね。水なども常日頃冷やしておいた方がいい。
それから、電気が止まってもシャワーが使える場合には水風呂に入るのも有効だということで、いろんな対策に繋げていただければと思います。

(ひるおび 2022年7月14日放送より)