大気の不安定な状態が続き、列島各地で冠水などの被害も報告されています。心配されるのが、災害級の雨・雷・突風。突然、外出時に見舞われてしまったら、どのように身を守ればいいのでしょうか?停電時の熱中症対策は?気象予報士の森朗氏が解説します。
■予想が難しい“突然の局地的大雨”

7月12日、埼玉県で大雨が降りました。埼玉県の気象情報では当初「多いところで30ミリ」との予想。しかし実際は、1時間で100ミリを超える大雨が降っています。
気象予報士 森朗氏:
1時間に100ミリも降ると、道路は冠水するし、小さな河川は水はけが悪くなるので大変なことになるんです。
最近本当に、気象庁が大雨情報として出している雨量を上回ることが多いんです。特に局地的な雨は予想が難しいので注意して頂きたい。
■突然の雷雨!身を守る避難場所は?

森氏:
雨も心配なんですけど、気をつけていただきたいのは「雷」です。
外出中、突然の雷雨から身を守るにはどうすればいいのでしょうか?場所別に考えていきます。
<雷から避難!危険度は?>
▼木のそば・・・危険高
雷雨だと“雨宿り”をしがち・・・。けれど、木を通して雷が飛んでくることがあるので木のそばは危険
▼東屋など、簡単な建物・・・危険高
火災が起きたり、屋根に落ちた雷が軒先から飛んでくるなど、「側撃(落ちた雷の電流が流れていること)」が起こる可能性があるので危険
▼自動車の中・・・危険低
周りが鉄板で囲まれているので(自動車の)ボディに触れていなければ、比較的大丈夫と言われています
▼地下・・・危険低
地下は大丈夫!安全です
森氏:
そして、一番いいのは“丈夫な建物の中”ですね。中にいると安全です。