「児島虎次郎記念館」2025年3月開館へ

インタビューを行った児島虎次郎記念館は、大原美術館が中国銀行から寄贈された建物を活用し、美術館の作品収集に尽力した洋画家・児島虎次郎を顕彰する展示・収蔵施設として2025年3月の開館を目指し整備を進めています。

この事業が倉敷市の「企業版ふるさと納税を活用したまちづくり中核拠点整備事業」に採択されました。地域のにぎわい創出や周辺の回遊性向上に期待が寄せられます。

(大原美術館 三浦篤館長)
「まずこの新児島館を魅力的なものにして、入っていただける人が来なくては意味がないので、たくさんの人にまず来ていただいて、そしてその後、そこからいろいろな方向に足を向けていただくという形で、ある種のにぎわいを創出できると思いますし、回遊性も可能になるんじゃないかというふうに思っております」

「まずここを充実させること、そしてここと本館の間をですね、行き来していただくことで、もっと密度の濃い、何か美観地区が出来ていくのではないかというふうに思っています」

三浦館長「100年を集約するような大展覧会をやりたい」

大原美術館は、児島虎次郎が収集した西洋美術作品を中核とした美術館として歴史を刻み、2030年に開館100周年を迎えます。「みんなのマイミュージアム」というスローガンのもと、三浦館長も意欲を見せます。

(大原美術館 三浦篤館長)
「100周年はとても大事だと思ってます。6年後ということで今、改修しておりますが、おそらく、その100周年前にも大きな改修をもしかしたら、するかもしれません」

(大原美術館 三浦篤館長)
「まず設備、建物をきちんと整えるということをしたうえで、記念の大きな展覧会をやりたいですね。今までの100年を集約するような大原美術館らしい大展覧会をまずやりたい」

「まだまだ公開していない資料ですとか作品もいろいろありますので、歴史的意義あるのかということを皆さんに伝える企画をどんどん打っていきたいです」