フルタイムで働く人の去年の平均月給が、過去最高の31万8300円となったことがわかりました。前の年からの伸び率は29年ぶりの高水準です。
厚生労働省が、きょう公表した「賃金構造基本統計調査」の速報値では、2023年のフルタイムで働く人の平均月収は31万8300円と、今の方法で統計を始めた1976年以降で過去最高となりました。
過去最高となるのは2年連続で、前の年と比べて2.1%上昇し、29年ぶりの伸び率となりました。
年齢別で前の年からの伸び率をみると、▼55歳から59歳では1.7%である一方、▼25歳から29歳では2.8%などと34歳以下の若年層で大きくなっています。
厚生労働省は「世の中の賃上げを求める声などが反映されたものだろう」としています。
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