新型コロナの感染者急増を受け、政府は7月前半の開始を予定していた「全国旅行支援」を延期すると発表しました。
行動制限のない夏休みが目前、宿泊業者などからは期待と不安の声が聞かれます。
とやま旅館 兠山真宏社長
「これ全部で大体2、150泊ですね」
鳥取県大山町にある「とやま旅館」。
この夏は3年ぶりの活況で、すでに合計2,150泊の予約があり、コロナ禍前の約9割まで回復。その大半を占めるのが、関西などの中学校や高校、大学の部活動の夏合宿です。
全国旅行支援の延期もさることながら、やはりコロナの感染急拡大が気になります。
とやま旅館 兠山真宏社長
「旅行支援よりも、コロナが広がってお客様がキャンセルされるのが一番大変。去年とかも3,000泊キャンセルでたので、本当にそういう風に広がってキャンセルだけは避けてもらいたい」

キャスター 木嶋雄大
「ふかふかの天然芝。こちらのグラウンドには、3年ぶりに多くの予約が入っているということです」
天然芝のグラウンドを利用しようと、サッカー合宿などで多くの学生が訪れる大山の「山香荘」。
去年までは、コロナ禍でのキャンセルが相次いでいましたが…。

夕陽の丘 神田 山香荘 伊東祐志さん
「(今年の予約は)ほぼ9割埋まっていますね。空いていても1日ぐらいですね」
去年は1件、おととしは2件だった予約が、コロナ禍前ほどまで回復。今年こそは賑わいをと施設側は願っています。
というのも…。
夕陽の丘 神田 山香荘 伊東祐志さん
「この時期になりますと、芝生の頭刈りがかなり多いですし、どうしても散水が必要なので、ほぼ毎日行っています」
天然芝は一年中手入れが必要。
せっかく手入れしたグラウンドで、思いっきりサッカーをして欲しい。
第7波への不安もありますが、感染対策を万全にして合宿客を迎え入れます。

夕陽の丘 神田 山香荘 伊東祐志さん
「鳥取県のみならず、関西、中国地方、九州、四国、様々なお客様を迎え入れて大山町が賑わいよくできたらなと思います」