■ごみだけでは終わらない新大久保の“ポイ捨て問題”

続いて問題となっているのが、タバコのポイ捨てです。
住民の女性
「すいません!路上喫煙禁止ですよ!」
住民が路上喫煙をする男性を注意しますが、なんと男性は逆に住民を威嚇。詰め寄る仕草を見せたのです。
最後は、住民の目の前でタバコをポイ捨て。そのまま去って行きました。
住民の女性
「あきれます。ああいう人が多いんですよ。この街は」
■横浜の住宅街で住民を困らせる“放置車両”の実態
横浜市の住宅街にも住民を困らせるとんでもない不法投棄が…
住民の女性
「普通なら悪いと思って片付けるもんね」
住民の男性
「違法ですから」
早速、現場に行ってみると1台の車が。よく見ると、ナンバープレートが付いていません。

記者
「車のパーツや窓ガラスの破片でしょうか、ガラス片が散らばっています」
この住宅街で問題になっていたのは、“放置車両”です。車が放置されていたのは、通学路になっていて、多くの学生や小さな子どもが通る道。記者がハリコミすると…
記者
「危ない!スレッスレ!もうぶつかりそうです」
放置車両が邪魔になって、ギリギリで通過する車。歩行者を避けるスペースはありません。

取材班が実際に車に乗り、T字路を右折してみると…
記者
「ここに車が停まっているのはどう?」
運転手
「逃げ場がないので、このT字路に停められると非常に曲がりづらいです」
実はこうした放置車両は、全国各地で発生し、年々増加しているといいます。
■撤去したくてもできない意外な壁が…
如意山本行寺 朝倉俊泰住職
「本当に身勝手というか、全く理解できない」
4か月前から放置車両に悩まされているのは、千葉県にあるお寺。
実は勝手に放置されても、車はあくまで個人の所有物。私有地に置かれた場合、持ち主の同意がなければ簡単には動かせないのです。
そこで、放置車両の撤去専門の吉川新一さんが陸運局などに問い合わせて所有者の名前や住所を特定。ところが…
放置車両撤去システム 吉川新一さん
「たぶん住んでないでしょう」

放置車両の所有者は不在。長期間、帰宅していないようです。
寺は法的手段に訴えることも検討していて1日でも早く車を撤去したいと話しています。
住宅街で横行する迷惑なポイ捨て。捨てられたゴミは住民たちが処理することになります。