容疑者を検挙する際の重要な資料となる「捜査用の似顔絵」の講習会が、香川県警察学校で開かれました。

(講師)「ここの線をこう描いたら太るんですよ」

講習会は、警察官の似顔絵を作成する技術を向上させるために開かれたもので、捜査員や地域課の職員ら18人が参加しました。

捜査用の似顔絵は、聴き取りの内容だけを頼りに、いかに容疑者の特徴を捉えるかが重要になります。

参加した捜査員らは、対象の特徴をとらえようと真剣な表情で鉛筆を走らせていました。

(参加した警察官)「少しの描き方の違いで年齢が若く見えたりとか老けて見えたりとか変わってくるので、しわの描き方とかも勉強になりました」

特殊詐欺や強盗事件など、似顔絵がきっかけで容疑者の逮捕につながったケースもあり、香川県警では昨年30件の捜査用の似顔絵が作成されたということです。