2022年1月、アメリカ軍三沢基地の消火システムから有害物質が、青森県東北町の姉沼に流れ出した問題で、2023年12月の水質検査でも国の基準を上回っていたことが公表されました。

国土交通省などは22日、小川原湖と姉沼、それに姉沼に通じる、ため池排水路、あわせて5か所で、12月5日に実施した水質検査の結果を公表しました。

それによりますと、ため池排水路で国の暫定指針値を上回る1リットルあたり84ナノグラムの「有機フッ素化合物」が検出されたということです。

排水路での指針値超過は2022年1月の調査から10回連続です。一方、小川原湖と姉沼は基準の範囲内でした。

次の調査は5月に行われる予定です。