自民党の派閥による政治資金パーティーをめぐる問題。馳知事は21日、国会議員時代にキックバックを受け一部を収支報告書に記載していなかったと明らかにしました。
「認識はなかった」としながらもノルマについては「当選の期数が上がるたび責任が重くなった」と語りました。

馳知事は21日、報道陣の前で「国会議員時代の秘書に確認したところ収支報告書への不記載が判明した」と明らかにし、国会議員時代に所属していた清和政策研究会からパーティー券収入のキックバックを受け、一部を収支報告書に記載していなかったと認めました。

不記載の金額はおととしまでの5年間に819万円で政治活動に必要な旅費や、事務所経費として支出したということです。

馳知事
「私の監督不行き届きであります。大変申し訳ないことであります。改めてお詫びを申し上げます。申し訳ありませんでした」

22日の会見では「政治資金規正法に基づく対応をするよう秘書に指示していた」として改めてキックバックの認識はなかったと説明。



一方で派閥内の「ノルマ」については次のように述べました。

馳知事
期数が上回るたびに責任が重くなった。秘書の皆さんがパーティー券を販売するのに大変苦労していることは分かった

今後については「知事として果たすべき災害対応などの任務を責任を持って果たしていきたい」と述べました。