国・香川県・高松市が共同で、他国からの弾道ミサイルの発射を想定した避難訓練を、高松市の中学校で行いました。

「ミサイル発射、ミサイル発射」

校内放送で、ミサイルの発射が伝えられます。高松市の下笠居中学校で行われた訓練は、他国から弾道ミサイルが発射され、香川県に飛来する可能性があると判明した想定です。

授業中の生徒と教職員約100人は、すばやく窓を閉め、机の下に潜るなど身を守るための行動をとりました。

(訓練に参加した生徒)
「Jアラートの訓練は初めてでしたし、なかなか経験できないことだと思うので、これからの自分の命を守るために生かしていきたいと考えています」

(内閣官房 野中健太郎参事官補佐)
「訓練などを通じた周知、これでもって国民のみなさまの理解を深める、これが重要だと考えております」

防衛省は、北朝鮮によるミサイル発射事案が近年増加傾向にあると分析していて、国は今年度全国28都道府県で43件の訓練を行うことにしています。