問題は「裏金づくりが疑われていること」

自民党派閥のキックバックですが、問題となっているのが政治資金収支報告書にうその記載をし、裏金づくりが疑われていることです。

この収支報告書は、政治資金の透明化を図るために公開が義務付けられていて、うその記載をした場合には、政治資金規正法違反となる場合があります。

さらに、収支報告書に記載しなければ、証拠が残らないため、賄賂などの「裏金」として使われる可能性があります。

今回の長峯氏の場合は、2018年からの5年間で116万円のキックバックを受けていて、当時の秘書から報告がなかったことや事務所内で連携不足があったなどと説明しています。

5年間のうち、後半の3年間については、記載に不備があるものの使途の確認ができているとしています。

しかし、長峯氏は、前半の2年間に資金団体が受け取った38万円について、当時の秘書から報告を受けておらず、存在も知らなかったとしていて、詳しい使い道は分からないとしています。