山梨県の長崎幸太郎知事は自らが代表を務める資金管理団体「日本金融経済研究フォーラム21」において所属する自民民党派閥・志帥会(二階派)から2019年に受け取った現金1182万円を政治資金収支報告書に記載せず金庫に保管していたとして20日、山梨県富士吉田市内で会見を開きました。

会見の主なやりとりは次の通り

長崎知事:
「昨年来私が代表を務めます資金管理団体「フォーラム21」におきまして、過去に遡り処理状況を検め、管理体制の刷新について検討を進めてまいりました。

検討の結果2019年の収入として1182万円を計上し1月19日づけで修正が可能である過去3年分につきましてフォーラム21の収支報告書に必要な訂正処理を致しました。

本県については2019年志帥会のパーティー券の売り上げのうちノルマ超過分について志帥会より、寄付とするかを含めた取り扱い処理について方針未確定のものとして現金で受領したものです。収支報告にどのように反映させるかについて志帥会からの指示を待っていたまま失念し、今日まで事務所にて別途保管されたまま放置されていたものです。

すなわち2019年の志帥会パーティー券の当事務所の売り上げ1774万円は全額を銀行振り込みにて志帥会の銀行口座に送金を行ったものです。売り上げノルマ超過分に相当する額の志帥会からの寄付について、2019年の確定寄付分は500万円で、こちらは同年の収支報告書において双方記載済みです。残額に相当する本件1182万円は扱いについての方針が志帥会から示されず未確定なまま放置されてきたものです。そのため処理未確定の取り置き分として当方に放置されておりました。

私共と致しましては本件1182万円につきましては志帥会より明確に「寄付」として交付を受けたものではない事から処理方針が示されるまでの間の預り金的なものとして認識し、分別管理を行っていたものです。しかしながらコロナ禍による混乱があったとはいえ、対応に積極性を欠いた事を深く反省するものであります。この度志帥会側における処理方針が確定いたしましたためそれを踏まえて収支報告書を訂正致しました。

なおいわゆる事務所側で売り上げをあらかじめ取り置く「中抜き」は当事務所においてはございません。また以上のような経緯ですので当事務所がいわゆる裏金化して使う意図も、使った事実もありません。

次に今後の新たな管理体制について申し上げます。

政治資金規正法の主旨は政治過程における資金の動きの透明性を確保し国民の不断の監視を頂くことにほかなりません。政治にかかわるものとして方の趣旨を誠実かつまっとうに履行する事は最低限の務めです。この点については過去の処理と管理態様が極めてずさんであった事は私自身断腸の思いです。

再発を防ぐため会計責任者など事務所職員全ての役割と責任を改めて明確にし再確認して管理体制を一新いたします。

加えて新たに法令面、会計面での監督を専門家に委嘱し、適時適切に指導・助言を受け、また事務所内部の作業や処理状況を定期的に監査していただきます。

疑念や疑義がありうる場合には私自身が直接具体的な是正勧告及び指導を受ける事ができるよう管理系統を改善いたします。同時に監査結果はホームページ上で積極的に公表するものとし、県民国民の皆さまに開示してまいります。

なお監査結果や内容は総務省による「政治資金監査に関する具体的な指針」を適用し、知事職にありましても国会議員と同様に厳しく律してまいります。

最後に政治資金の処理に関する基本的な姿勢について申し上げます。

国民的な懸案となっております派閥のあり方やパーティー券の処理について再考すべきところは当然のことであると認識しております。

あらゆる法の趣旨に誠実である事、そして県民・国民の皆様に対して透明で公正や政治活動を履行すべき立場として私自身がしっかり考え直すべき時機であると考えます。

このたびのパーティー券の処理を巡る諸問題、さらに派閥内での処理のあり方については私も含め携わるもの全てがしっかりと襟を正し禊いで参らなければなりません。

今後は事務所や政治団体であってもその組織の性格上公共性の高いものであるとの認識を新たに業務に臨んで参りたい、そのように決意しております。あらためまして一連の監督不行き届きにつきまして心からお詫び申し上げます。


また最後になりますが資金管理の一層の適性を期すため資金管理団体の会計責任者の交代を行いましたことをあわせてご報告申し上げます。(一部抜粋)。