ロシア中部バシコルトスタン共和国で、地元の活動家への有罪判決をめぐり、支持者らの抗議デモが続いています。ウクライナ侵攻後では異例の規模になっていて、政権側は不満の高まりに警戒を強めているとみられます。

ロシア中部バシコルトスタン共和国で、今月17日に地域の少数民族バシキール人の活動家に対し、民族的な憎悪をあおったとして懲役4年の判決が出されたことを受け、数千人の支持者らと治安部隊が衝突しました。

抗議デモは19日にも行われ、参加者が次々と拘束されました。

ウクライナ侵攻以降、ロシアでは抗議活動の取り締まりが強化されていて、大規模なデモが繰り返されるのは異例です。

ペスコフ大統領報道官は19日、「大規模な暴動ではない」としていますが、今年3月に大統領選を控え、政権側としては国民の不満の高まりに警戒を強めているとみられます。