能登半島地震による土砂崩れで亡くなった一家10人の通夜が19日夜、金沢市で営まれました。
石川県穴水町では能登半島地震で大規模な土砂崩れが発生し、男女16人が死亡しました。金沢市に住む寺本直之さんは妻の実家が土砂崩れに巻き込まれ、帰省していた妻と子供4人、それに義理の両親と義理の弟家族の合わせて10人を亡くしました。

家族10人を亡くした・寺本直之さん
「なんで私がこんなことにならなきゃいけないんかなって。生と死の境界線ってなんなんですかね。それはこの地震が悪いんですかね。地震がみんなを奪ったんですかね」
19日夜、金沢市内で営まれた10人の通夜。

参列した人は…
◆長男・琉聖さんの同級生
「卒業した後も一応連絡とか取り合っていたりして、なので実感が本当に湧かない」「とっても優しくて、声かけてくれたりしてとても大好きな存在でした」
◆三男・京弥さんの友人
「長くは待たせてしまうけど絶対そっちに行くから(天国で)ゆっくり休んで待っていてと伝えたい」
参列した人によりますと、喪主を務めた寺本さんは家族を見つけ出してくれた消防への感謝を口にし、気丈に振舞っていたということです。

















