今回の能登半島地震は、能登半島の沿岸部で複数の海底断層が連動して動いた可能性があると見られています。この海底断層の存在は、石川県志賀町にある北陸電力・志賀原発の再稼働に大きな課題を突き付けています。

元日に能登半島で最大震度7を観測したマグニチュード7.6の地震。その脅威をまざまざと見せつけられる被害が次々と明らかになっています。

記者リポート:「貝や岸壁が上がっています」

能登半島沿岸部の海底は最大4メートルの隆起が確認されました。

志賀原発の地下でも震度5強を観測しました。今回の地震で外部電源を受ける変圧器が損傷し、外部電源5回線のうち2回線が使えなくなりました。変圧器からは油漏れもあり、一部が海に流出しました。
また、「空間放射線量」を測るためのモニタリングポストの一部でも、一時データが送れなくなるなど、トラブルが相次いで確認されました。
北陸電力は、志賀原発について「安全上問題となる被害は確認されていない」と安全性を強調しています。














