高知の地場産品である宝石サンゴの魅力を発信するとともに、加工技術や表現力を競うコンテストが高知市で開かれました。

高知市の高知ぢばさんセンターで開かれたのは「土佐さんごまつり」です。高知の地場産品である宝石サンゴの魅力を国内外に発信するとともに作家の加工技術や表現力を競うため開催されていて、今年で48回目です。

今回は県内外からおよそ60点の応募があり審査員らが細かい部分までじっくりと見ながら入賞作品を選んでいました。

(高知県美術家協会 下山郁夫 理事)
「原木の形が色々ありますので、その形から無理のないような掘りということと、もう一つはどのくらい自分の気持ちを込められているか、未来性、今後どういう風にかわっていくかわかりませんから、そういう部分でも『いい作品』『手の凝った作品』あるいは『可能性のある作品』そういうものを基本に選ばせていただきました」

入賞作品は3月5日に全高知珊瑚協同組合連合会のホームページで公開され、3月31日まで一般の人が選ぶ「ユーザー賞」の投票が行われるということです。

宝石サンゴは近年、世界的に人気が高まっていて、原材料の確保が安定しないこともあるということですが、全高知珊瑚協同組合連合会は「加工した作品をインターネットで公開することで高知の地場産品として広くアピールしていきたい」と話していました。