岩手県の中部保健所管内と県央保健所管内、盛岡市保健所管内の3つの教育・保育施設で感染性胃腸炎が集団発生し、園児と職員の計74人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。今年度岩手県内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は35件(前年同時期45件)です。

県によりますと、中部保健所管内の園児92人が在籍する教育・保育施設で1月11日から18日にかけて、園児21人と職員1人の合わせて22人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。検査の結果、症状のある4人からノロウイルスが検出されました。
県央保健所管内の園児109人が在籍する教育・保育施設では1月9日から15日にかけて、園児14人と職員2人の合わせて16人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。検査の結果、症状のある2人からノロウイルスが検出されました。
いずれも重症者の報告はなく、全員回復傾向にあるということです。
また、盛岡市保健所によりますと、盛岡市の園児と職員合わせて100人規模が在籍する教育・保育施設で1月5日から12日にかけて、園児33人と職員3人の計36人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。重症者の報告はなく、症状のある人はいずれも回復または回復傾向にあるということです。