4年前の7月豪雨で入所者14人が死亡した球磨村の「特別養護老人ホーム千寿園」が新たな施設で事業を再開します。

19日に行われた竣工式には、施設や行政の関係者およそ60人が出席しました。

慈愛会 後藤亜樹 理事長「一時は千寿園の再建は諦めておりましたが、約3年半の月日が経ち、本日の竣工式を迎えることができました」

球磨村唯一の特別養護老人ホームだった千寿園では、2020年7月の豪雨で施設の1階部分が浸水し、入所者14人が亡くなりました。

元の施設が使えなくなり、一時は事業継続を断念しましたが、被災からおよそ1年後、人吉市で事業を再開。福祉サービスの提供拠点として必要不可欠と村が判断し、村内の高台にある総合運動公園の敷地内で去年1月から再建工事が進められていました。

19日の竣工式には千寿園で母・ユウコさんを亡くした、球磨村の職員の大岩正明(おおいわ まさあき)さんも出席していました。

大岩正明さん「母にとっては皆さんのおかげで、見守られながら生活ができたのは本当に幸せだったと私は思います。地域に貢献できる立派な老人ホームになって頂くことを希望しています」

球磨村 松谷浩一 村長「安全な場所に再建ができたというところに私たちもこれまで力を入れてきたので、今日の竣工式は本当に嬉しく思います」

球磨村は今後、災害時に福祉避難所として利用できるよう千寿園と協定を結ぶ考えです。