今年7月に日本銀行券・お札がリニューアルされます。きょう(19日)、日本銀行高松支店で偽造防止のため、さまざまな工夫が凝らされた新たな1万円札などが公開されました。

近代日本経済の父といわれた渋沢栄一が描かれた新たな1万円札。

額面の数字はこれまでの漢字ではなく、アラビア数字で大きく描かれています。

見本と書かれている以外は本物と同じ新たな日本銀行券が公開されました。

5000円札は樋口一葉に続き女性が選ばれ、津田梅子に。

1000円札は北里柴三郎が描かれています。お札がリニューアルされるのは約20年ぶりです。

(古川豪太記者)「新たに採用された技術が、お札では世界で初めてというこの3Dホログラム」

「動かすと中の顔も動きます」

20年前から印刷技術が向上したため、偽造防止にも力をいれました。すかしを肖像画だけでなく背景にも入れるなど、全部で8つの偽造防止技術が使われています。

(日本銀行高松支店発券課 村上俊樹課長)「安心してみなさまが使っていただける環境を整備していく、整えていくという観点からも、お札のデザインですとか偽造防止技術を刷新していく」

20年ぶりに変わる日本銀行券。新たなお札は7月3日に発行されます。