香川県の小豆島に伝わる農村歌舞伎が、国の重要無形民俗文化財に指定される見通しとなりました。

小豆島農村歌舞伎は、江戸時代から香川県土庄町肥土山と小豆島町中山で演じられてきた地芝居です。

肥土山と中山の2地区のみに伝わる希少性や、上方歌舞伎の影響を持つ西日本農村歌舞伎の移り変わりを示していることなどが認められ、国の重要無形民俗文化財の指定に答申されました。

土庄町と小豆島町では、2017年度から共同で3年間にわたって調査していて、その後、文化庁による実地調査が行われています。

小豆島農村歌舞伎の舞台はすでに国の重要文化財に指定されていて、認められれば全国で初めて歌舞伎とその舞台がともに指定されることになります。