東京・足立区の住宅の床下から、ブルーシートにくるまれた2人の遺体が見つかりました。警視庁は、住人の50代の夫婦とみて身元の確認を進めるとともに、死体遺棄事件として捜査しています。夫婦の知人は「誰かに恨まれるような人柄ではない」と話しました。

喜入友浩キャスター:
床下から遺体が見つかった住宅です。3階建てで、比較的新しい家のように見えます。2階に捜査員と思われる人影が見えます。
1月18日、足立区の住宅で見つかった2人の遺体は、ブルーシートにくるまれた状態で床下から見つかったということです。
近隣住民:
通勤経路でよく通る道でした。大体1年半から2年ぐらいの間に建った家だと思いますね。

現場となったのは、JR北千住駅から直線距離でおよそ1キロほどの住宅街にある一軒家。
捜査関係者によりますと、この家に住んでいるのは高橋徳弘さん(55)と妻の希美江さん(52)、息子の3人。高橋さん夫婦は1月16日から行方がわからなくなっているということです。発端は息子からの110番通報でした。
息子:
帰宅したところ両親がおらず、床に血痕を見つけた。
警視庁が確認したところ、玄関付近から複数の血の跡と血を拭ったような跡が見つかったということです。
平木場大器:
午前9時半過ぎです。行方不明となっている夫婦の自宅に警視庁の鑑識が入っていきます。

今朝から行われていた現場検証。捜査員の手元には図面のようなもの。近くの路上に置かれたビニール袋が気になったのでしょうか?その後、ダンボール箱に入れて回収していきました。
行方不明になっている高橋さん夫婦について、20年来の仲だという知人は・・・。
高橋さん夫婦の知人:
2人とも車が好きな方で、旦那様も古い車を大事に乗ってらっしゃる方で、奥様もその車で一緒にドライブという形で。よく近所のファミリーレストランとかで、深夜、一緒にずっと朝まで語り合ったというぐらいの仲なんですけど。誰かに恨まれるような人柄でもないし・・・。
警視庁は遺体が高橋さん夫婦とみて身元の特定を進めるとともに、死体遺棄事件として捜査を進めています。