岩手県の宮古保健所管内にある教育・保育施設でノロウイルスによる感染性胃腸炎が発生し、園児と職員あわせて11人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。今年度岩手県内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は32件(去年同時期43件)です。

岩手県によりますと、宮古保健所管内の教育・保育施設で1月9日から17日にかけて、0歳児から5歳児までの園児8人と職員3人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。検査の結果、このうち2人からノロウイルスが検出されました。いずれも重症ではなく、回復傾向にあるということです。

県は予防方法として
・調理前や食事前に石けんで十分に手を洗うこと
・過熱が必要な食品を調理する場合は85℃~90℃で90秒以上十分に加熱すること
・嘔吐や下痢の症状がある場合は早めに医療機関を受診すること
などを勧めています。