柏崎刈羽原発の稲垣所長と面会した柏崎商工会議所の西川 会頭は18日、原発の再稼働を求める請願について、今後柏崎市議会に提出することも選択肢の一つだと述べました。
柏崎刈羽原発の稲垣武之 所長は18日、柏崎商工会議所を訪れました。
柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長
「原因究明を行い、再発防止策の検討に努め、自律的かつ継続的に対応を行えるよう取り組んでいる」

柏崎商工会議所は2021年、テロ対策の不備が相次いで発覚した東京電力に対し、信頼関係を揺るがしかねない事態だとして、再発防止や地域への説明を行うよう申し入れていました。

去年12月に原子力規制委員会から出されていた事実上の運転禁止命令が解除されたことを受け、稲垣所長はこれまでに取り組んできた組織の改善活動などを説明。

西川正男 会頭は、「東電はそれなりの覚悟を示した」と述べ、改善活動を評価しました。その上で柏崎刈羽原発の再稼働を求める請願について、提出する考えがあるか記者から問われると…
柏崎商工会議所 西川正男 会頭
「私たちも原子力発電所の誘致に当たっては、真っ先に商工会議所として誘致を決議した経緯もあるので、その責任を考えたときに手をこまねいていることはないかと」
柏崎市議会に対し今後、請願を提出することも選択肢の一つだと話しました。