まだ1月ですが、早くも「花粉」の季節が訪れそうです。
約4割が「花粉を感じている」

ウェザーニュースが1月11日に実施した調査では、「花粉を感じているか?」の問いに対し
けっこう感じる・・・5%
ちょっと感じる・・・36%
感じない・・・59%
約4割の方が花粉の飛散を感じているという回答でした。
街の声はー
「なんか寒さとは違う鼻水が出る」
「(先週から)始まってます。(例年は)2月の頭からで、ひどくなってくるのはそれ以降なんですけど。目のかゆみから来るんですけど、今年に限っては鼻から来てます。」
クリニックにもすでに患者が・・・

東京・北区のクリニックの診察でもー
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「ちょっと血液をいただいて、アレルギーの検査をさせてもらったんです。
そしたらですね、スギの花粉が出ました。」
1月14日に、花粉症と診断された男性が。今年が花粉症デビューだといいます。

別のクリニックの花粉症外来にも、多いときで1日10人近くの患者が訪れています。
銀座しまだ内科クリニック 島田昌彦理事長
「1月上旬から患者さんが来られてますので、例年に比べて2週間ほど早い印象があります。」
原因は「暖冬」

なぜ花粉が早く飛んでいるのでしょうか。
気象予報士の森朗氏は、原因は「暖冬」にあるといいます。
気象予報士 森朗氏:
もう予想通りの暖冬で、時々寒い日はありますけれども非常に気温が高いので、スギにしてみれば、もう早くも春先になったぐらいの感じだと思うんですよ。
秋からいろいろな花が季節外れに咲いたりしていましたが、スギも一緒で、もう花を咲かせて花粉を飛ばしているという、単純にそういうことだと思います。
早めに「花粉症対策」を

政府広報は花粉症対策のポイントを紹介しています。
【花粉を回避】
▼マスクや眼鏡を着ける
・通常のマスクでも約70%花粉をカット
・通常の眼鏡でも目に入る花粉量は減少
▼服装に気を付ける
・ウールなどの花粉が付着しやすい衣類は避け、綿・ポリエステルなど花粉が付着しにくい衣類を選ぶ
・頭と顔は花粉が付着しやすいので帽子も効果的
▼うがい・洗顔
・うがいでのどに付着した花粉を除去
・顔を洗うことで、顔に付着した花粉を洗い落とす
・丁寧に洗顔をしないと目や鼻の周囲に付いた花粉が体内に侵入し、かえって症状が悪化することがあるので、注意が必要
【症状を抑える(対症療法)】
経口薬・鼻噴霧薬・点眼薬など
【症状が出ないようにする】
舌下免疫療法・皮下免疫療法など
弁護士 八代英輝:
もう、目と鼻を外して洗いたい気分です。
僕は例年、成人の日あたりから境目で反応が出てくるんですけれども、今年はちょっと早かったですね。
コメンテーター 小林よしひさ:
私は、昨日一昨日ぐらいから外のロケでくしゃみが出るようになって、あと水鼻が出ます。ちょっと今年は早いです。
症状の悪化を抑えるためにも、早めの対策を心掛けましょう。
(ひるおび 2024年1月18日放送より)