オリンピック予選の準備が直結…

恩塚さんは東京オリンピック後に退任したトム・ホーバスさんの後任として、代表のヘッドコーチに就任。パリオリンピックの金メダルに向けて、2年半をかけチーム作りに取り組んできました。

(恩塚HC)「今までの積み上げとなるような強化を目指しました。もう少し自分のできる幅を広げるプレーや日本の速さを増す。この2点に注目してトレーニングしてきました」

日本代表は2月にハンガリーで行われるオリンピック世界最終予選に出場。強豪のスペインやカナダ、ハンガリーと対戦し、4チーム中3チームが獲得するパリへの切符の獲得を目指します。

(恩塚HC)「オリンピックの世界最終予選の対戦国はまさに金メダルをかけて戦う相手と同じレベルなんですね。このオリンピック予選の準備がオリンピックの準備にかなり直結すると思ってるんです。なので成果を出せれば、オリンピックに向けて大きな弾みになると思います」

母校で指導した子どもたちに誓うパリでの金メダル。日本女子バスケットボール界の新たな歴史への挑戦は恩塚ヘッドコーチが次の世代に繋げるバトンです。

(恩塚HC)「今、バスケットを楽しめたり、夢中になれたりするというのは、私たちの先代が築きあげてくれた土台があったからこそだと思います。だから次に私がバトンを渡すときに、よりやりがいのある環境を提供できるように活動していきたいと思っています」

「改めて今年の目標は、パリオリンピックの金メダル獲得です」