岩手県雫石町の中央家畜市場で17日、「初市式」が行われ、子牛の初競りが行われました。

牛の繁殖や肥育に携わる生産者などが出席した初市式では、鏡開きを行って1年の活発な取り引きを祈願しました。
この後行われた子牛の初競りは、全国から買い付けに来た人たちでにぎわい、17日は343頭が取り引きされました。
物価高で生産コストが高騰する一方、取り引き価格はここ数年低迷していて、生産者側にとっては苦しい状況が続いています。

(JA全農いわて 高橋健一 家畜市場課長)
「飼料価格が非常に高騰していたり、様々なコストがアップしている。いずれ岩手として岩手らしい牛を繁殖農家と一緒になって作っていくことが大事になろうかと。引き続き取り組んでいきたい」

中央家畜市場の子牛の競りは18、19日も行われます。