多くの地域で最も早い梅雨明けとなった今年の夏。
夜になっても気温は下がらず、十分な睡眠がとれていない人も多いのでは。
そんな夏の夜も、ちょっとした工夫で過ごしやすく。すぐに実践できる“快眠術”で、暑い夏を元気に乗り切りましょう。

■今年の夏は暑くてジメジメ「寝苦しい夏」

気象予報士 森朗氏:
今年の夏は例年よりも暑く、さらに雨が多くなる予想です。ジメジメとした暑さで不快感が強く、なおさら寝苦しい夏になりそうです。

恵俊彰:
28℃台でも蒸し蒸しとしているから暑いもんね。

夜になっても暑さが変わらない、寝るときでも暑い、というのがこの夏の特徴かもしれません。

■エアコンは“つけっぱなし”+加湿器で湿度を維持

そんな夏を乗り切る“夏の快眠術”をご紹介します。
睡眠・呼吸メディカルケアクリニック RESM新横浜 白濱龍太郎院長に伺いました。


まず寝る場所の環境としては、エアコンの設定は27℃前後で、つけっぱなしが良いということです。
人は睡眠中でも温度変化に敏感です。タイマーを使うと、タイマーでエアコンが切れた後に室温が上がって中途半端に覚醒してしまい、安眠を妨げてしまいます。
寝るときは体温が1℃ほど下がるので、日中よりもプラス1℃の温度設定がおすすめです。

さらに湿度も50%から60%を維持するのがポイント。
エアコンをつけっぱなしにすると乾燥してしまいます。乾燥すると、鼻呼吸がしづらくなり、口呼吸になりやすい。すると、眠りが浅くなってしまうので、夏でも加湿器などを使うのも一つの方法です。

■寝る前に風呂で“身体を温める”


ベッドに入る1時間半~2時間前に湯船につかる入浴をした方がいいということです。
人は身体の深部体温が下がる過程で眠りに入りやすくなるので、一旦身体を温めるということが大事です。
湯船につかれない、つかりたくないという場合は、シャワーで首の後ろにお湯をあてて、温まってもOKです。

恵俊彰:
湯船につかってすぐ寝ちゃ駄目なんだね、逆に言うと。2時間ぐらい前にお風呂に入っておかなきゃ。