ダイハツ工業に厳しい処分です。不正なデータで国の認証を取得していた問題で国交省は、特に悪質な不正を確認した3つの車種について、量産に必要な「型式指定」を取り消す手続きに入りました。

斉藤鉄夫 国交大臣
「自動車認証制度の根幹を揺るがす、ひいては日本の製造業の信頼性に関わる大きな問題」

国交省が型式指定を取り消す手続きに入ったのは、ダイハツの「グランマックス」とトヨタの「タウンエース」、マツダの「ボンゴ」の3車種です。

エアバッグを衝突試験の際にタイマーで作動させるなど、特に悪質な不正が確認されたためです。

「型式指定」が取り消されると、新車は一台一台車検を受けなければならず、メーカーは実質的に量産ができなくなる厳しい処分です。型式指定の取得は通常は2か月が目安ですが、不正があったメーカーには審査が厳しくなり、さらに時間がかかるとみられます。

ダイハツによりますと、今回対象となった3車種の去年の国内販売台数はおよそ7000台に上ります。

ダイハツ工業 奥平総一郎 社長
「本当に申し訳ございません」

斉藤大臣は道路運送車両法に基づき、組織体制の抜本的な改善を求める是正命令書を手渡しました。

ダイハツ工業 奥平総一郎 社長
「再発防止をきっちり進めさせていただき、二度と同じ過ちを犯さない会社になるために全力で尽くしてまいりたい」

また、国交省は立入検査で新たに14件の不正が見つかったと先ほど発表。信頼回復には時間がかかりそうです。