盛岡市で内舘茂市長と市民が意見を交わす座談会が16日行われました。市民からはインバウンドを含めた県外からの観光客の受け入れ態勢へ提言が相次ぎました。

この座談会は内舘市長就任直後の去年9月から実施されているもので、16日は盛岡に移住した人も含めた男女合わせて15人が参加しました。
今回は特定のテーマは設けられませんでしたが、意見交換の内容は自然と「観光」の話題になりました。
市民からは、ニューヨークタイムズの掲載効果を継続、発展させることが重要とする指摘が相次ぎました。このうち去年4月に盛岡に移住したワッツ・マシューさん(イギリス出身)と妻の秀美さんは、次のように提言しました。

(ワッツ・マシューさん)
「盛岡って何だ、何があるのかと旅行関係者の中でも話題になっていた。(効果が)1年だけで終わったらどうするのか、全然作戦がない」
(ワッツ秀美さん)
「なんで盛岡に来たのって言われる。すごく良いところがたくさんあるのに。すごく謙虚、謙虚過ぎちゃう。良いところをたくさんアピールするべきなんですよ」

内舘市長は座談会で出た市民からの提言を今後の市政運営に生かすことにしています。

(内舘茂 盛岡市長)
「盛岡に住む僕らが(提言を)共有して共通の言葉にしていって、僕らも幸せになって外にもPRをもっとできれば」

座談会は今後も行われる予定です。