宮城県産イチゴの販路拡大を目指します。県産のブランドイチゴ「もういっこ」が16日、台湾に向け初めて輸出されました。

輸出されたのは亘理町や山元町で生産されたイチゴ「もういっこ」125キロです。

「もういっこ」は県が独自に開発した品種で、大粒ですっきりとした甘さが特徴です。台湾では、日本産イチゴの需要が高いものの農薬の残留基準が厳しく、これまで県産イチゴは出荷されていませんでした。そこで、生産者らが販路拡大を目指して、基準を満たすイチゴを栽培し初めて輸出することになりました。

JAみやぎ亘理いちご部会 嶋田栄一部会長:
「我々生産者も国内のイチゴが流通していない国に向けて、出荷をチャレンジしていきたい。ぜひ台湾の皆様にはおいしい仙台イチゴをご賞味いただければ」

「もういっこ」は16日夕方、仙台空港から空輸され台北市内のスーパーなどで販売されます。2月末までおよそ2500キロの輸出を予定しているということです。