子どもと社会をつなぐ活動に取り組むNPOが16日、盛岡市の中学校で地元企業から講師を迎えた講演会を行いました。学生が企業を知り、将来を考えるきっかけづくりを目指した取り組みです。

講演会を開催したのは盛岡市のNPO法人・未来図書館です。16日は盛岡市立下橋中学校の2年生を対象に講演会が行われ、岩手銀行で広報を担当している高橋麗さんが講師を務めました。
高橋さんは自身の仕事内容を紹介するとともに、中学・高校のころは将来の目標がなかったが大学でやりたいことや興味のあることを探し始めたと学生時代を振り返りました。
そして進路や将来を考える中学生にアドバイスをおくりました。

(岩手銀行 高橋麗さん)
「色々なことに挑戦して自分の可能性や面白さを広げていくと、未来が広がっていくと思うので、自分の興味のあることを考えながら将来を考えるといいと思います」

講演のあとは会を開いた未来図書館から生徒に、社会や仕事について考えるワークシートや県内企業からのメッセージが掲載された冊子が贈られました。

(生徒)
「やりたいことをやることが、これからにつながっていくということがわかりました」
「身内以外の話を聞いてみるのも、大人の色々な体験を聞くきっかけにできたのでよかったです」

未来図書館は今後も県内の児童・生徒と、社会とをつなぐワークショップや講演会を開催するとしています。