岩手県宮古市の三陸鉄道の宮古駅に15日、今年の干支の辰にちなんだ木彫りの龍が設置されました。

設置された木彫りの龍は、長さが1メートル6センチ、高さが51センチです。床の間の柱などに用いられる「エンジュ」の木を細かく彫ったもので、口を開けた龍の迫力あるデザインとなっています。手がけたのは、三陸鉄道の駅舎にこれまでも数々の木彫りの動物を寄贈している盛岡市在住の作家・植野義水さんです。植野さんは「龍が三陸に福を招いてほしい」という思いから作品を彫り上げたといいます。木彫りの龍は、今年の大みそかまで宮古駅の待合室に設置されます。