能登半島地震の発生から、まもなく2週間。被災地で、DMATとして医療救護活動にあたった医師は、「息の長い支援が必要」と話します。
島根県にある松江赤十字病院と松江市立病院の医師や看護師、理学療法士ら合わせて9人からなる災害派遣医療チームDMATのメンバーは、8日から2班に分かれ石川県に入り、医療救護活動を行いました。
そのうち3人が11日に、6人が12日に活動を終え、松江市に戻り、活動の様子や被災地の現状を報告しました。
松江市から派遣されたDMATのメンバーは、7日の夕方に出発し、車で石川県を目指しましたが、地割れやがけ崩れで、道路の通行が難しく、目的地に到着するまでに丸1日かかったといいます。
松江赤十字病院 石井裕繁 医師
「こちらを出発する時に、向こうでは電気も使えないし、生活用水もないという状況で来てくれということだったので、かなり機材を満載にして、何にでも対応できるように出発した。通常、DMATは、向こうの資源を使わないという方針で活動するので、消毒液とかトイレットペーパーにいたるまですべて、持っていった」
松江赤十字病院と松江市立病院のスタッフからなるチームは、これまでに最も死亡者が多い石川県珠洲市で、救急外来の診療や、患者の搬送支援にあたりました。
松江赤十字病院 石井裕繁 医師
「48時間くらい、救急外来を診ていたが、4人心肺停止。1人は割と若い60代の男性でおそらく心血管死。僕が看取った90代のおばあさんは、おそらく災害関連死。通常よりも、心肺停止の患者さんも多く押し寄せていた。交通事情が悪く、夜、ヘリコプターも飛べないので、どんな重症患者が来ても、その病院で一晩はなんとか粘って、翌日に搬送するところまで診なければいけないということで、通常してあげられる医療がなかなかできない状況だった」














