能登半島地震、発生から12日目です。被災地では今も多くの住民が避難生活を強いられています。災害関連死とされる人の報告は14人にのぼっています。
石多さんと親交のあった女性
「富さん、いい人やったよ。私、大好きやってん。死んでもうてね、かわいそうで、本当にかわいそうやったわ」
石川県能登町の体育館。今月9日の夜、ここで避難生活を送っていた元漁師の石多富男さん(86)が、マットの上で冷たくなっているのを一緒に避難していた家族が見つけました。医療スタッフが心臓マッサージを施しましたが、病院に救急搬送され、死亡しました。持病が悪化したとみられます。
同じ避難所にいた男性
「丁寧な心臓マッサージだった。どういう病気なのか分からないけど、奥さんと娘さんが、ずっとつきっきりだった。(ここでの生活は)いやぁ、つらいわ」
避難所での生活により、病気になったり持病が悪化したりして命を落とす「災害関連死」。今回の地震で亡くなった215人のうち、災害関連死の疑いがある人は珠洲市と輪島市、能登町で合わせて14人にのぼります。(午後2時現在)
石川県はきょう、地震後、初めてとなる仮設住宅の工事を輪島市で始めました。仮設住宅は、輪島市内に50戸、隣の珠洲市内に65戸建てられる予定で、2月上旬から、順次完成する見通しです。
記者
「こちら、輪島市役所では、きょうから応急仮設住宅の申し込みが始まりました」
入居申し込みは輪島市でのみ始まり、今月18日まで受け付けるということです。
申し込みに来た人
「落ち着いた生活が少しでもできれば、先への希望が心の中でも生まれてくると思う」
住宅の被害については、輪島市・珠洲市ともに「多数」とするにとどまり、いまだ被害の全容は把握できていません。
あすから始まる大学入学共通テスト。けさ、珠洲市で被災した受験生たちが試験会場に向かう貸し切りバスに乗り込みました。
受験生
「電気がないので、夜、暗い中で勉強もしづらかった。周りの人に感謝して受けてきたい」
飯田高校 角秀明校長
「自分の人生に夢と希望を持って頑張ってほしい。飯田高校生は必ず乗り越えられる。しっかりと頑張ってください」
受験生たちは、あすから金沢市内の会場で試験に臨みます。
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