「マスクが呼吸困難につながったのでは」

(大石アンカーマン)
「マスクを着けていたことが?」

(男性)
「はい」

コロナ禍で着けることが当たり前とされていたマスク。父親は、息子が走っている最中もマスクを着けていて、それが呼吸困難につながったのではないかと考えています。

これは、少年の死亡後、学校が行った事故調査の報告書。

保健室に運ばれたとき少年のマスクはあごにかかった状態でしたが、調査に対し、当時の状況を覚えていた児童の半分が、少年は走っている間もマスクを着けていたと回答。
一緒に走っていた児童は、倒れた少年にマスクを外すよう言ったと答えています。

国は当時、体育の授業でもマスクをつけることについて、「着用の必要はない」とする一方、「児童生徒が希望する場合は着用を否定しない」というガイドラインを出し、学校側もそれにのっとって「マスクは外しても着けても良い」という指導をしていたといいます。

(男性)
「同調圧力のような。みんなが着けていれば、外していいと言っても着けるんだろうな と」

父親は体育の授業であれば、全員強制的に外させるべきだったのではないかと、指導のあり方に疑問を抱いています。

(男性)
「走らせるのであれば、先生から(マスクは)強制的に「取りなさい」と。
「『外してもいいよ』というような言い方だと、子どもたちは、着けても大丈夫だと思ってしまうわけですよね」

マスクを着けたまま運動すると、体にどのような影響が出るのか…