能登半島地震から10日が経ちました、被災者の避難生活が長期化する中、県は保健師らを現地に派遣し、健康支援業務をサポートします。

(佐藤知事)「石川県七尾市の皆さんの支援にあたっていただきたいと思います。現地の皆さんによりそって頑張ってください」

厚生労働省の要請を受けて県から順次、保健師チームが派遣されることになり、11日出発式が行われました。第1陣は2人の保健師と薬剤師・事務職員のあわせて4人で、12日から1月20日まで9日間派遣されます。

派遣されるのは震度6強を記録した石川県七尾市で、保健師チームは避難者の健康支援や要支援者の健康管理業務にあたります。

(東部保健所 保健師・市原恭子さん)「被災地の状況をみるとかなり被災者の大変な様子が伺える。少しでも健康を害さずに生活ができるよう支援ができればと思っている」

県は7班の保健師チームを編成し2月末まで切れ目なく支援するほか、DMATなどの医療チームの派遣準備も整えています。また、すぐに入居可能な県営住宅を大分市内や別府市内などに30戸確保し、被災者を受け入れる方針です。

一方、日本赤十字社県支部は大分赤十字病院の医師と看護師ら7人を来週、七尾市に派遣し、医療救護活動を支援します。