全国初の「ほこみち」 姫路市の大手前通りでは

全国では、去年5月時点で「ほこみち」に指定されている道路が119か所あります。

全国で初めて指定されたのが、兵庫県姫路市の大手前通り。

世界遺産の姫路城と姫路駅を結ぶ幹線道路で、現在は、地元のかまぼこ店とそば屋、それにクラフトビール専門店の3つの店が歩道にテーブルやいすを置き交流の場を提供しています。

姫路市の担当者は「ほこみち」の整備によって、にぎわい創出だけでなく、店舗側にも効果が出ていると話します。

(姫路市道路管理課 井上裕介さん)
「日中でも家族連れがいすやテーブルに座り、飲食している姿が増えてきたなど、少しずつだが賑わいが生まれてきているのは変化として感じる。ある店舗では、実感的には売上が2倍くらいになったという店舗もある。売上や集客では一定の効果があるなと感じた」

一方で、課題もあるといいます。

(姫路市道路管理課 井上裕介さん)
「夏の暑い時期や冬の寒い時期だと賑わいが少なくなっているのは課題として出てきたので、ライトアップやイルミネーション、そういった別の要素を使って賑わいをできるだけ継続して出していけたら」