大手百貨店のことしの初売りは、新型コロナの5類移行後初めての正月だったことなどもあり、前の年と比べて売上高が大幅に伸びましたが、一部で能登半島地震の影響もみられています。
大手百貨店が発表した、ことしの初売りの売上高は、前の年と比べておよそ2%から7%増加しました。
新型コロナの5類移行後、初めての正月で客足が回復。物価高の影響により食品などの福袋が好調だったことに加えて、訪日観光客を中心にブランド品などの高価格帯商品がけん引したということです。
2日から3日の各百貨店の売上高は、▼大丸松坂屋百貨店(全店)で7.1%増えたほか、▼高島屋で6.4%、▼三越伊勢丹ホールディングスの主力店でおよそ2%、それぞれ増加しました。
一方、元日から営業していた▼そごう・西武では元日のみの売上高は前年をやや上回ったものの、元日から3日までの売上高は地震の影響もあり、前の年に比べておよそ6%の減少となりました。
元日に発生した能登半島地震で西武福井店が1日の夕方から2日まで休業した影響があるほか、広報担当者は「地震の発生で消費マインドが低下したのではないか」と話しています。
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