2018年に放送されたRKKの番組「週刊山崎くん」。この回には八代亜紀さんが出演し、バスツアーでふるさと、熊本を巡りました。

もともと地元でバスガイドをしていた八代さん、歌手になるまでの思いをこのとき番組で語ってくれました。
八代亜紀さん「私が本当に悩んでたら、友人がね。ガイド仲間が『亜紀ちゃんガイド、自分に合わないんでしょ?』って。で、ガイド合わないって話すと『歌いなさいよ』って言ってくれて。『キャバレー白馬』にオーディションを受けに行ったんです」

木村和也アナウンサー「いやだって…その時いくつ?」
八代さん「18歳と嘘ついて。本当は16歳(笑)」

“演歌の女王”と呼ばれた八代さん。その原点となったのが八代市にある「キャバレー白馬」。
その「キャバレー白馬」でオーナーの西田さんたちと再会しました。

八代さん「(西田さんは)私がもうここで歌ってたころからいらっしゃるオーナーで、ママ」
オーナーママ 西田フサエさん「店はちょうど60年ですね」

八代さん「60年ですから。今(西田さんは)90?…92歳ですよ」
西田さん「亜紀ちゃんはまだ16歳だもんね」
八代さん「はははは!16って嘘ついてました」

西田さん「とっても歌が上手だった。かわいくて」
社長 池田義信さん「話によれば、歌がうまくてお客さんからアンコールが出ていた」

西田さん「お客さんが亜紀ちゃんを待っていたもんね」
西田さん「(店に来る)亜紀ちゃんファンは多いよ、亜紀ちゃんの“原点”だから見に来た、と」
八代さん「ほらね。これがもうやっぱり素晴らしい。だから絶対ここは残したい。社長!変えないでよ」

そして八代さんはこんな目標を口にしていました。
八代さん「80歳になったら(店に)来て歌うから」
西田さん「100歳まで歌った方がいい」

いつも故郷のことを思い続け、心を寄せてきた八代亜紀さん。彼女の愛らしい笑顔と歌声は多くの人々の心に残り続けます。
