有田焼の人間国宝、十四代今泉今右衛門(いまいずみ・いまえもん)さんの作陶展が、岡山市北区の百貨店で始まりました。

美しい色彩で描かれた四季折々の花。有田磁器の最高峰に位置づけられる「色鍋島」の伝統技術を継承し、「色絵磁器」の人間国宝に認定されている、十四代今泉今右衛門さんの作品展です。

会場には、皿や花瓶など約70点が並びます。十四代が取り組んでいる伝統的な白抜きの技法「墨はじき」の作品です。今回は、十四代オリジナルの白い墨はじき「雪花墨はじき」の最新作も登場しています。

(今右衛門陶舗 今泉善雄さん(十四代の兄))
「毎年違います。自分の技術。その毎年、毎年の違い。それを皆さんに楽しんでもらえたら、それが14代の希望だと思います」

人間国宝・十四代今泉今右衛門展は、天満屋岡山店で1月16日まで開かれています。