中国政府が今月1日から台湾に対する関税の優遇措置を一部停止したことに関して、中国商務省は9日、追加の措置を検討していると発表しました。
中国商務省によりますと、中国政府は今月1日から台湾で製造されたプロピレンなどの化学製品12品目について、関税を引き下げる優遇措置を停止しました。
中国商務省の報道官は9日に声明を発表し、「台湾の民進党当局は中国の貿易規制を解除するための有効な措置を取らず、責任を回避しようと政治工作を行っている」と指摘。中国の関係当局は「現在、農水産物や機械、自動車部品、繊維などの分野についても関税の優遇措置の見直しを検討している」と明らかにしました。
台湾の総統選が13日に迫るなか、幅広い分野での関税の優遇措置の停止を示唆することで、中国が「独立勢力」とみなす与党・民進党に対し、さらなる圧力をかける狙いがあるものとみられます。
一方、台湾外交部は10日、「公然と経済的政策で脅迫し、選挙介入を目論むことに対し、強烈な不満と非難を表明する」とコメント。さらに、「台湾の人々と産業界に、中国市場が決して安定的に発展するものではないと認識させるものだ」と指摘しました。
注目の記事
党4役が辞意表明も石破総理は"想定内"? “総裁選の前倒し”迫るも…「やるもやらぬも茨の道」 自民党が向かう先とは【edge23】

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】

“ママアスリート”の先駆者・寺田明日香選手 葛藤と挑戦の日々【報道特集】

「すごく運転がうまくて憧れた」中学時代からの夢、バス運転手へ 19歳デビューは県内初 地域の足支える若き担い手に期待 富山

年金の「強引徴収」で経営危機に陥る運送会社...20人以上の運転手解雇 『社員が横領』犯罪被害で厚生年金の猶予を申請...年金事務所は「猶予する理由がない」原因は職員の"勉強不足"か

なぜ“懲役8年”なのか…時速194キロ死亡事故 「その数字が頭の中をぐるぐる」遺族の静かな怒りと控訴審への思い
