能登半島地震発生から8日。富山県内で特に被害が大きかった氷見市では、9日から災害ボランティアが本格的にはじまり、自主避難所ではラーメンがふるまわれました。また氷見市は会見で、災害支援などの補正予算を11億円計上することを専決処分したと発表しました。
嘉藤奈緒子アナウンサー:「こちらの住宅では地震で蔵が倒壊し、きょうはボランティアが朝から瓦礫や泥の撤去作業を行っています」

氷見市では、ボランティアによる本格的な復旧作業がはじまりました。
県内からおよそ50人が集まり、市内の約10か所に分かれて災害ごみの片付けなどを行いました。

高岡市から参加した男性:「みなさん困っているから、少しでもと思って…」

射水市から参加した男性:「何かできることがないかなと思って、できるだけ早く元の生活に戻れるように力になっていきたいと思いました」


氷見市によりますと、被災した建物の応急危険度判定は7日までに1657棟実施されていて、そのうち371棟が「危険」、514棟が「要注意」の判定を受けています。
氷見市のボランティアの依頼は9日の午後4時までに51件あり、ボランティアに登録している人は957人。
ボランティアによる復旧作業は10日、11日も行われます。
