台湾総統選挙は投開票を4日後に控えていますが、与党・民進党の頼清徳候補は海外メディア向けの記者会見で、中国の選挙介入が「今回が最も深刻だ」として警戒感を示しました。
民進党 頼清徳 候補
「中国は毎回、台湾の選挙に介入してきましたが、今回は最も深刻です」
頼候補は9日、海外メディアを対象にした会見で、中国が軍事的威嚇や経済的圧力、フェイクニュースなど、あらゆる手段で選挙に介入していると指摘。「中国は明らかに選挙に影響を及ぼし、親中政権を樹立しようとしている」と警戒感を示しました。
そのうえで「もし中国の介入が成功し、中国が望む人が当選すれば、台湾の民主主義はなくなってしまい、香港のようになってしまうだろう」としています。
頼氏は「台湾の扉はいつでも開かれている。台湾海峡の平和と安定のため、中国との交流と協力は進んで行うつもりだ」とも発言していますが、一方で「台湾海峡の平和と安定は、台湾だけでなく国際社会の共通の利益であり、国際社会が関心を持ち続ければ現状維持につながる」と強調。国際社会が一致して中国に圧力をかけ続ける必要性を訴えました。
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