JNN取材団として石川県で取材にあたった大塚記者と共にお伝えします。
小嶋優キャスター:
大塚さんは地震が起きたその日に被災地に出発したんですね?
大塚郁弥記者:
私は元日の地震発生から1時間半後にUTY本社を出発し、今月5日まで現地を取材しました。

取材したのは石川県の中北部で、今月2日に七尾市、3日と4日に輪島市、5日は穴水町を取材しました。いずれも最大震度6強を記録しています。
そこで目にしたものは信じられない光景の数々でした。

七尾市では、1階部分が崩れたり、全壊してしまった家屋がところどころありました。

穴水町では地面がひび割れたり、土砂が流れ込んで一時、寸断された道路が数多くありました。

また七尾市の住民によりますと「ネズミ色の水が出た」と言うことで、地震の時に液状化して地面から噴き出したとみられる泥がところどころありました。
今まで生きてきた中で、見たこともない景色で、これは現実なのかと目を疑う光景が数多くありました。
小嶋キャスター:
石川県の現状はどうなんでしょうか?
大塚記者:
支援が徐々に入って来ていて、例えば自衛隊による入浴支援ですとか、行われいるが、一方で、今、避難所で課題になっていることがあります。
インフルエンザですとか、コロナとか感染症が拡大していますので、そういうことが課題になっています。
死者も日に日に増えていて発生から8日が経ちますが、未だに全容が見えない状況です。
小嶋キャスター:
特に印象に残ったことは?
大塚記者:
現時点で死者の数が石川県で2番目に多い輪島市です。
今月3日、取材中に何度も感じた余震の中、この日、七尾市から輪島市に向かいました。