経営危機に陥っている中国不動産大手「恒大集団」傘下のEV=電気自動車メーカーは8日、執行役員が違法行為の疑いで当局に拘束されたと発表しました。

「恒大集団」傘下のEVメーカー「恒大汽車」は8日、劉永灼執行役員が違法行為の疑いで当局に拘束されたと発表しました。

詳細は公表していませんが、ロイター通信によりますと、この発表に先立ち、香港証券取引所は「恒大汽車」株の取引を一時停止。執行役員拘束の発表に伴って取引は再開しましたが、株価が23%急落する瞬間もあったということで混乱が続いています。

親会社の「恒大集団」をめぐっては、去年9月、経営トップの許家印氏も犯罪行為に関与した疑いで当局による監視下に置かれているとされています。