イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まって3か月。パレスチナ自治区ガザへの攻撃が続く一方、ヨルダン川西岸の一部では厳しい移動制限が強いられていて、子どもたちの教育の機会も奪われています。
イスラエル軍 ハガリ報道官
「戦闘は2024年を通して続くだろう。ハマスを解体するという目的を達成するため、作戦を実施している」
戦闘が長期化するとの見通しを改めて示したイスラエル軍。戦闘開始から3か月となった7日にも攻撃は続き、ガザの保健当局は死者が2万2800人を超えたと発表しました。
一方、ヨルダン川西岸地区では…
ヘブロンのシュハダ通りは入植地に近く、イスラエル軍による厳重な管理が続いている場所です。
記者
「この道をまっすぐ行ったところにユダヤ人の入植地がありますが、彼らは自由にここで歩いて生活することができているような状況です」
戦闘が始まってからパレスチナ住民に対する移動制限がさらに厳しくなりました。子どもたちは外で遊ぶことさえできず、友達とはベランダ越しに話をします。
シャディ・アル・マタサンさんは、仕事にすら行くことができません。
パレスチナ住民 シャディ・アル・マタサンさん
「外出だけではなく、私の後ろにあるドアを開けることすら禁止されています。いま感じていることを一言で表すなら『囚人』です」
移動制限は徐々に緩和されつつあるものの、指定された曜日と時間以外は外出が認められず、インタビュー中も…
記者
「目隠しをされたパレスチナ人がイスラエル兵に連れて行かれます」
違反したパレスチナ住民は、拘束の対象になることもあるといいます。
こうした制限に苦しむのは、小さな子どもたちです。シャディさんの子どもたちは、この3か月間、1度も学校に通うことができていません。イスラエル側が、パレスチナの子どもが通う近隣の学校を閉鎖しているためです。
シャディさんの娘
「早く外に出られるようになって、学校に行けるようになってほしい」
ヨルダン川西岸では、およそ90もの学校が閉鎖。心の傷ついた子どもたちの精神的なケアの機会をも持てずにいます。
パレスチナ自治政府 アサーフ副教育相
「現状が子どもたちの未来や心に与える影響を強く懸念しています。(精神的なサポートをするのは)難しい状況です」
戦闘開始から3か月。戦火に怯えながらの生活をいまも余儀なくされるガザの子どもや、教育の機会すら奪われた西岸の子どもたちの日常が改善される見通しは立たないままです。
注目の記事
【京都男児遺棄】「大規模捜索から流れ変わった」スマホなどの位置情報で“スピード逮捕”か 安達結希さん行方不明から1か月…最前線で取材続ける記者が振り返る 真偽不明の情報錯綜も【解説】

JAXAの「革新的衛星技術実証4号機」 打ち上げ成功 8機の小型衛星を軌道投入

今どきの中学生は、修学旅行でどこに行っているの? 98.5%は〇〇方面へ 多彩な体験も 岩手

「この世のものとは思えない冷たさ。何度もあの手の感触を思い出す」アルバイト先の元同僚に殺害された17歳の娘 前編【2015年 江戸川女子高生殺害事件】

【災害担当記者が解説】「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表 私たちは何をすべき? きっかけは東日本大震災の2日前の地震だった

飲み会翌日は「先輩が立ったら立つ!?」暗黙ルールの数々…堅苦しい?必要不可欠?!ビジネスマナーに洗礼を受ける新入社員のホンネ









