安倍元総理の銃撃事件で逮捕された男が「安倍元総理とつながりがあると思った」と供述している宗教団体が、きょう午後、会見を行い、「団体に対する恨みから安倍元総理の殺害に至るまでは大きな距離があって困惑している」などど話しました。
安倍元総理の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者は、これまでの調べで、犯行動機について「母親が宗教にのめりこみ恨みがあった。その宗教団体と安倍元総理につながりがあると思った」などと供述をしていることがわかっています。
こうしたことをめぐり、山上容疑者の母親が信者になっている旧「統一教会」、現在の「世界平和統一家庭連合」が、きょう午後会見を行いました。
団体によりますと、安倍元総理は過去にこの団体と創設者が同じ団体が主催する行事にメッセージを寄せたことがあるということです。しかし、安倍元総理が団体の会員や顧問に就いたことはなく、団体としても安倍元総理の政治活動に関与したことはないとしました。
一方、山上容疑者が「母親が宗教団体に多額の寄付をして破産した」という趣旨の供述をしていることについては、母親が2002年ごろに経済的に破綻していたことは把握しているものの、どのぐらいの献金をしていたのかについては「たどり切れていない」としています。
また、山上容疑者本人は団体の信者ではなく、「山上容疑者本人から今団体にいるメンバーで直接恨みを示された者はいない」と話しました。そのうえで、「団体に対する恨みから安倍元総理の殺害に至るまではとても大きな距離があってその理解には困惑している」として、警察の捜査には全面的に協力していくとしています。
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