岩手県陸前高田市で2日、脇の沢獅子舞が地域の家々を巡り、災いを払う正月の伝統行事「悪魔払い」が行われました。災いを払い、大漁や豊作、一年の無病息災を祈願する悪魔払いが行われたのは陸前高田市米崎町脇の沢地区です。2日は地域の約60人が3つの班に分かれて家々を回り、子どもたちの掛け声とともに獅子の勇壮な舞を披露しました。獅子舞の装束などは東日本大震災による津波で一部が流失しましたが、補助金などを活用して新たな装束や獅子頭を用意し、正月の伝統を絶やすことなく続けています。
(参加した子ども)
「ほかの人の不幸が少しでも消えるようにしたいんです」
脇の沢獅子舞は1日発生した能登半島地震の被災地の人たちへ思いも込めて舞を披露していました。