1日夕方、石川県能登地方を震源とする大きな地震が複数回あり、長野県内でも長野市、信濃町、栄村で最大震度5弱を観測しました。

1日午後4時すぎ、能登地方を震源とする地震が相次いで発生し、石川県志賀町で最大震度7を観測。

県内でも午後4時10分ごろの地震で、長野市、信濃町、栄村で震度5弱を、また、県内の広い範囲で震度4を観測しました。

県の危機管理部によりますと、午後7時時点でけが人などの情報はないということです。

震度5弱を観測した長野市。

国宝・善光寺も大きな揺れに見舞われました。

初詣に訪れていた参拝客は、突然の揺れに、慌てて本堂の外に出る様子が見られました。

境内では灯ろう1基が倒れる被害が出ました。

(記者)「マンホールから水があふれている」

各地で水道管の被害も相次ぎました。

小諸市や飯山市では、水道管から漏水し、断水した家庭などへの給水対応も。

(断水した家の住民)「飯山市の方で早く対応してくれてこんな形で手洗いや洗い物の時に何とか使っている状態です」

飯山市神明町では土蔵の壁の一部が落下しました。

一方、長野市戸隠では、一時、最大640戸で停電が発生。

午後9時までにほぼ解消されましたが、宿坊では宿泊客の夕食時に車のライトを照らしたり、客室に石油ストーブを入れたりと対応に追われました。

(宿坊極意・極意勝之さん)「すぐ外が駐車場なので自家用車のライトやヘッドライト、電池でつくタイプのライトで照らして(宿泊客に夕食を)召し上がってもらいました」

交通にも大きな影響が出ました。

(乗客)「ものすごい揺れで船酔いみたいになって気持ち悪かった。揺れの長さもすごかった」

JR東日本はすべての列車を緊急停止し、安全点検を実施。

北陸新幹線は長野駅と金沢駅の間で終日運転を見合わせました。

JR松本駅も、首都圏に帰る登山者や外国人観光客などで混雑しました。

運行の休止を知らせる情報を英語に書き換える人の姿も。

(書き写していた男性)「外国人の方がいっぱいいるので、その情報を伝えようと思って書いた」

一方、上信越道は、信濃町インターと上越ジャンクションの間の上下線で通行止めとなっています。

今回の地震について、信州大学地域防災減災センターの大塚勉特任教授は、震源の一帯は中越地震や神城断層地震など地震が頻発していいるエリアで、今回もその一環と推測しています。

(大塚特任教授)「今回の地震はプレートが潜り込むプレート境界で起こる地震ではなく、深さも地表から10kmくらいと非常に浅い場所で起こっている地震。一連の地震の発生具合を見ると富山県の山の中比較的長野県に近い場所でもそこそこの規模の地震が起こっているようなので、長野県の中・北信では要注意と考える」